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更新日 2017-01-19 | 作成日 2017-01-19

地域の教材化

■教師たろうもの、その勤務先の地理的・歴史的環境を知らないと授業構成は不可能です。「灯台もと暗し」の状態ではいけません。かといって、普段の授業をしながら、地域の教材開発なんて、理想は現実とは違います。そこで、2,3年のスパンで考えるといいと思います。例えば、3・4年を受け持ったら、社会科や総合学習を進めながら、子どもたちと一緒に地域のことを知っていくという手です。もちろん、その前には、教師の下調べが必要ですよ。それなくしては、いい加減な授業になってしまいます。もし、低学年だったら生活科をやりながら、高学年だったら時期や単元をみながらということになるでしょう。
 そして、もう1つは、長期休業日を利用することです。これにより、かなりの教材化が可能です。では、その地域の教材化をどう進めるかを論じていきます。

蟻の目で!

現任校の校区写真で、住宅基礎部分が道に面している。隣の学校の校区写真で、住宅基礎部分が盛り土してあることがわかる。
■まずは、上の2枚の写真を比べてみて下さい。これらは同じ中学校区で、左側は川の東側の小学校区のもので、右側は川の西側の小学校区のものです。みてわかる通り、住宅の基礎部分のつくりが違いますね。左は道に面しているのですが、右側は道より一段上に盛り土してあります。これは何を意味するのでしょうか。この写真から、水害があるのか、ないのかということが見えてくるのです。当然、たかくしてある方は水害があるのではないかということが考えられるわけです。毎年、梅雨時になると、玄関先くらいまで水かさが増えてきます。つまり、道は川と化します。
■このように、実際に校区を自転車で行き来してみると、狭い校区ですが、明らかに地形が違うことに気づくでしょう。これが、「アリの目」の教材化です!

鳥の目で!

■今度は一転して、鳥の目で、地域をみてみることです。我々は土地の上では2次元と同じで、近くはよく見えますが、全体的なことはよくわからないものです。だから、道に迷ったりするわけですね。そこで、鳥になることはできませんから、その地域で一番高いところに登って、校区を眺めてみるわけです。すると、あんなところにあるのか、あそこにあんなものがある、よく土地を利用しているなーというのが見えてくるわけです。

■いまでは、グーグルアースとかがありますので、もっと上、鳥どころか、飛行機から見たような画像をみることができるようになっていますね。これを利用しない手はないでしょう。

■グーグルアースの他にも、不動産チラシが役に立ちます。航空写真を載せているからです。地図と航空写真と一石二鳥なわけで、それが校区内のものだったら、「黄金教材」となりますね。

机上で!

■あとは、文献にあたることですね。その校区の役場から出されている観光パンフレット、学校に保管されている郷土資料、校区に関係のある新聞記事、郷土の偉人等々を取り上げた書籍、これらにあたることも重要ですね。そして、地域の方の聞き取り調査です。ビデオにとったり、写真にしたりして、教材化を進めていくわけです。対象者はお年寄りに、商店や工場の方、公共機関の方等々です。これらのことを、長いスパンで赴任校ごとにやっていくと、数校目には、教材化の目が養われていることでしょう!!

教師のエスプレッソタイム


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