8.ガーナ紀行(2)
(以下の箇所をクリックすると、飛ぶことができますが、パソコンによっては画像処理が
追いつかず、空欄のままになる場合があります。できれば順次見て頂いた方が無難か
と思われます。)

@カクムナショナルパーク  A灌漑小規模農業振興プロジェクト視察(以上8・5)

B北アクアピン郡教育事務所表敬・中学校訪問(B〜D8・6)

C小中学校理数科教育改善プロジェクト視察  Dテテクワシ・カカオ農園見学

E意見交換会プログラム(8・7)

F家族計画・栄養改善・寄生虫予防総合プロジェクト視察  GJICA事務所報告

(以上8・8)  H野口英世記念館(8・9)

@カクムナショナルパーク
●VTR(この画像をクリックして下さい。)
「吊り橋」

◆国語科4年の「つりばしわたれ」ではないが、
高所 恐怖症の私にとっては、ちょっと辛い もの
があった。 しかし、揺れる楽しみもあっ た? 
周囲は熱帯雨林 ということだったが、 何ら熊
本で見かける森林と大差 はなかっ た(素人目
には)。動物も1匹の鳥と出会 っ ただけで、
何にもいなかった。それは、 そうだろう。 人間
の通り道なのだから、わ ざわざ会いに来てく
れ るわけがない?

◆最大で40mの高さだそうで、7つの橋 が大
木に かけてあった。

◆なお、ここまでの道のりは、道路が穴 だら
けで、ま るでバスはボールのバウンド 状態だ
った。ところで、 都市を除き、ガーナ には信
号機がない。つまり、ブ レーキなし でもいいと
いうことになる、極端だが。

◆ここは予定にはなかったのが、JICA職員の方の 計らいで、入ってきた箇所である。

 

A灌漑小規模農業振興プロジェクト

●VTR(この画像をクリックして下さい。)「灌漑農場の様子」
  
(ダム)                 (話し合い)              (水路)
  
(灌漑農場)             (水路の管理)           (村の中にある診療所)
  
(診療所)              (小学校の黒板)          (小学校の窓)
◆このプロジェクトはすでに7月に終わっ
ているの だが、引き続き農民が一人立ち
できるように見守 っていくとのことだった。
ダムと水路により、水を 確保し、収量を増
やしていくことが目的だ。すでに 稲では収
穫量が増えて来ているとのことだった。

◆ここは、1つの村を形成しており、診療
所や小学 校があった。しかし、診療所に
は医師がいず、2人 の看護士で成り立っ
ているとのこと。厳しいなとい う感じであっ
た。小学校の方は、窓がなく、暗い中 での
学習になるのがたいへんそうだった。

◆このプロジェクトはシアップ(SSIAPP)と
呼ばれて おり、いくつかの部門に分かれ
て、業務がなされて いる。ここの話し合いで、一番関心を惹いたのは、 農民の方々の自信に
満ちた、喜びにあふれた顔で あった。この辺りにも、JICAを始めとした人々や国家の貢献度
が読み取れた。

◆ここでの私の自己紹介は以下の内容であった。

Hello, everybody. My name is Koichi Murakami. We are teachers from Japan. I visited
Ghana at first. We will understand Ghana well and prey the friendly relations between
Ghana and Japan for ever. Thank you very much for wonderful encounter. We shall
keep in mind the today's impression.

B北アクアピン郡教育事務所表敬・中学校訪問
◆ここ郡教育事務所では副所長の歓迎を受け、足早に中学校の訪問をした。ここでは、生
徒の歓迎の 言葉を受け、さらには歌やダンスなども披露してくれた。やはり、打楽器のリズ
ム(ここでは机を叩いて のリズムであったが)がかっこよかった。我々も「ふるさと」を歌った。
多少のお互いからの質問のやり とりのあと、幼稚園・小学校や別の中学校を訪問したりし
た。やはり中学生だからだろうか、おとなしか ったようだ。大体において、1学年1クラスだそ
うだ。40人以上いたようだ。なお、小学校は夏休みに 入っているが、中学校はまだやってい
た。

◆ガーナの学校には窓がない。あってもちょっとした窓だったり、穴だったりしている。これ
は、太陽の直射日光(暑さ?)を避けるためらしい。また、ガーナ人は暗くても目がよく見え
るのだそうだ。

◆ここのプロジェクトでは、理数科教育改善のものなのだが、仲間の1人の「何の教科が好
きか」という 質問に対し、数学の挙手が1、2名だったのに対し、少々校長先生が怒ってい
たように見えた。なかなか いろいろな意味で難しいのだなーと実感した一時であった。

  
(教育事務所にて)         (中学校にて)            (時間割)
  
(小学校補習授業での黒板)   (小学校での補習授業)      (同じく)
  
(小学生のノート)         (小学3年生の教科書)      (同じく)
  
(幼稚園の庭)           (中学校の授業)          (同じく)
  
(教室の床=土間)        (昼食をとったところ)       (ライスボール)

◆中学校には制服があり、アイロンがしっかりとかかっているとのことだった。それは、ハエ
の卵を 殺すためらしい。

C小中学校理数科教育改善プロジェクト視察  

◆ここでは、以下のような簡単な挨拶をした。ガーナチョコレート(ロッテ)を提示しての挨拶
に一同大 喜びだった。

My name is Koichi Murakami from kumamoto. I like Ghana and Ghana chocolate. Please.

◆ここでは、理数科プロジェクトの話を聞いたり、ビデオを見たりした。いろいろと聞いている
と、・・・
・教育の質をあげたいが、実験器具や教具(磁石を始め)がない。
・小学校から始めたいが、政府が許さない。
・教員の待遇(給料を含め)やシステムに問題があるが、そこは変えられない。

 私自身、ジレンマを感じたが、これは協力隊員はもっとだろう。なかなか援助の難しさとい
うか、 その辺を感じたことだった。
 ( 教員養成学校)

Dテテクワシ・カカオ農園見学

◆ここへ来て、初めての雨、ちょっと小降りになったところでの見学、グッドタイミングであっ
た。それ にしても、今日は涼しいではなく、寒かった。これが熱帯なのだろうか。そして、こん
な時は風呂にで もゆっくり入りたいところだが、こちらのホテルにはバスタブがない。しかも、
湯が出ず、水の場合が 多い。そして、電気がこない時がある(1つのホテルで経験)。

◆さて、カカオに関しては、百科事典などにも詳しいので、ここでは、写真のみの紹介に留
めたい。
  

  

●VTR(以下のホバーボタンをクリックして頂くと、動画を見ることができる。)

   

E意見交換会プログラム  

◆次のようなプログラムで進んでいった。
9:00 OPENING PRAYER/ OPENING REMARKS FROM DISTRICT OFFICE/
          WELCOME SPEECH FROM PRINCIPAL, PTC/ GREETING REMARKS FROM
     JAPANESE TEAM
9:30 ICEBREAKING TIME (INTERACTION BETWEEN 7 JAPANESE AND 8
     GHANAIAN TEACHERS)
10:30 INTRODUCTION OF SCHOOL-LIFE IN JAPAN AND GHANA PRESENTATION
      OF TLM AND DISCUSSION
12:30 LUNCH
13:30 DISCUSSION WITH INTERESTING TOPICS AMONG TEACHERS
15:00 CLOSING REMARKS AND PRAYER

◆特に、9:30からのアイスブレーキングには、冷や汗のかきっぱなしであった。ガーナ人教
師とペアに なって、英語で話し合うのだから。教育の話を外国の人とするのは、大学以来、
初め てであった。英単語能力 とヒアリング 能力の必要性を改めて感じた次第であった。私の
相手 は、50歳とは思えない若さのガーナ人 女性教師であった。
  
(ガーナ人女性教師と)  (養成学校からのプレゼント)   (養成学校生の教材作品展から)
  
                (発表)                 (グループディスカッション)
 

◆私は、13:30からのグループディスカッションでは、星座盤、算数セット、6年間の算数の
原則シリーズ (自作)、「ガーナチョコからガーナが見える」実践、ユニバーサルデザイン実践、
NIE実践の紹介等々を 行った。また、10:30からの発表では、日本の小学校の年間行事に
ついて説明した。

◆教師養成学校の学生の皆さんの教材・教具開発の意欲には脱帽した。すばらしいの一言
であった。こん な純真な気持ちをもって、我々日本人教師も新たにがんばっていかねばと思
ったことだった。また、この会 の進め方について異論はないが、もう少しどんな形でやるかを
出発1週間前にでも「確定」したものを連絡 して頂ければと思った次第だった。一応、連絡は
もらっていたが、やってくる連絡と共に内容が二転三転し、 ガーナに きてからもよくわからな
い状態であったので、もう少し準備が整うようにしていただければ、もっと 実りあるも のになっ
たと思われる。例えば、

1。パソコンが使用可能かどうか。☞わかっていたら、プレゼンテーションができたのに
  (パソコンは持参していたので)。
2。ガーナの教育事情がわかっていたら(九九ができない)。☞九九の歌の英語バージ
  ョンをもっていけた。
3。模擬授業などもあっていいのではと思った。
4。理数科に絞るよりも、「教育の質をあげる」というのが課題であるのなら、教育の方
 法論について語っていった方がいいのでは。☞理数科に絞るなら、ガーナコースは中
 学・高校の教師をあてたがよかったのではないか。

◆以上のような感想をもったが、いずれにせよ、海外の教師との交流は初めてでもあったの
で、私にとって は、たいへん有意義な経験をさせて頂いた。JICAには感謝しなければいけない。

F家族計画・栄養改善・寄生虫予防総合プロジェクト視察

◆ここは、母親と子どもたちでごった返していて、説明もよく聞き取れなかった。教会を使って
あった。また、 隊員 はいなくて、現地?NGOの方がされているとのことだった。数種類の避妊
具、諸々の薬もおいてあった。 また、建設 途中の施設にも案内して頂き、ここは出産の部屋
になるらしい。子どもの数は、ほとんどが2名 ということだ ったが、村によっては、7、8人とい
うところもあった。一方で、一夫多妻制+戸籍制度がないの で、はっきり とした人数把握は
難しいということだった。

◆その後、女性の活動を見ることができた。ここでは、パーム油とカセイソーダから石鹸を、
数種類の豆から 栄養サプリメントを作って、現金収入の足しにしているとのことだった。握手
ぜめで、皆さんから心よりの歓迎 をして 頂いた。生き生きとした姿が印象的だった。そして、
村長とまであう機会があり、アフリカ社会のあり方 を少し 知ることができた。

●VTR(右側の画像をクリックして下さい。)「女性活動」

  
(家の土壁)            (村並)               (健康手帳)
   
(体重計)              (保険所?になった教会)    (女性活動)
  
(村長との対面式?)       (同じく)                (エイズの広告)

GJICA事務所報告  

◆帰国前日の懇親会は、JICAへの報告会をかねていた。ここでは、隊員や専門家の方、大
使館の方など が勢ぞろいしての懇親会が催された。我々も一人一人報告を行った。私は、こ
う述べた。

「今回の君の任務は、アフリカへ行き、教材を無事に持ち帰り、生還することである。例によ
って、君がどうな ろうと、学校は一切関知しない。ミッションインポッシブル3。というのは冗談
で、言い遅れました。熊本から参 りました、村クワミ(ガーナでの土曜日生まれの名前)浩一
と申します。今回は、黄熱病の予防注射で発熱し、 同僚から無事帰還するよう冷やかされて
やって参りました。今、不可能な任務がJICAの皆さん、多くの方々の お陰で可能になりつつ
あります。
 それはさておき、今回の私の研修は、アフリカ、ガーナへくること自体に意味がありました。
というのは、私の 考え方や生活はあまりにも西洋化しすぎているからです。外国語と言えば
英会話、外人と言えば白人、海外 旅行と言えばヨーロッパ、パソコンと言えばウィンドウズ、
ファストフードと言えばマックやケンタッキー、あまり にも便利・簡単・合理化しすぎているの
です。だから、その対にあるアフリカへこさせて頂いたことが大きな意 味をもっていました。
 今回、ガーナや隊員の方々のことを一言でと言われたら、エネルギーと応えます。その訳は、 あるお母さんが片手に子どもを抱え乳を飲ませ、もう一方の手ではキャッサバを捌く。
また、子どもは頭の上 に商品を乗せ、商売をしている。まさしく、これを生きる力といわず、
何と言えばいいのでしょうか。日本では、 今、生きる力が連呼されています。むなしくさえな
ってきました。ここガーナでは本当に生きていかねばならな いのです。そのような生きるエネルギーをもらったような気がしました。本当に今回はありがとうございました。 日本の子ども
たちにしっかりと伝えていきたいと思います。」

H野口英世記念館

◆ここも予定にはなかったが、我々の要望として入れて頂いた。そして、ゲストブックに名前を記
入することが できた。そこには、当時からのノートの続きで感慨一入であった。何と県選出の国
会議員の名前まであった。

◆私は思った。野口英世こそが、青年海外
協力隊の第1号 ではなかったのか、というこ
とである。帰国してみ たら、びっ くりしたこと
に、日本の円紙幣のデザイン刷新が行われ
ると の報道、その中に野口英世登場とのこ
 と。このシンクロ現象 にびっくりした次第で
あった。
 そのためか、週刊誌などでも野口英世氏
のことが取り上げ られた。例えば、
・氏が発見したものは、黄熱病の病原体で
もワクチンでもな く、ワイル氏病の病原体だ
ったそうだ。「何が何だか、わから ない」と言
って、息をひきとっているらしい。小学生が使
うよう な顕微鏡では、ウイルスを発見するこ
とは不可能だったらし い。(週刊現代2002・
8・24・31合併号 渡辺淳一氏の「 風のよう
に」エッセイより)